Table of Contents
目次
- はじめに
- 主なポイント
- Docker ネットワーク ホストとは
- Docker ネットワーク ホストのユースケース
- MetricFire の活用法
はじめに
Docker は、アプリケーションを Docker コンテナにデプロイするためのプラットフォームサービスです。コンテナは、アプリケーションのソースコードとそのライブラリ、設定、依存関係をバンドルしたソフトウェアの「パッケージ」であり、ソフトウェアをさまざまなマシン上でより一貫して確実に実行することができます。
Docker コンテナを使い始めるには、Docker ネットワーキングを熟知していないといけません。そこで本記事では「Docker ネットワークホストとは」という問いについて答えていきましょう。
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主なポイント
- Docker は、アプリケーションをコンテナでデプロイするためのプラットフォームであり、ソースコード、ライブラリ、設定、依存関係をバンドルして、さまざまなマシン上で一貫した信頼性の高いソフトウェア運用を実現する。
- Docker のネットワーキングはコンテナを使うのに非常に重要であり、本記事では Docker ホストのネットワーキングについて説明する。
- Docker ホストネットワーキングで、コンテナはホストマシンとネットワークを共有できることから、ホストの IP アドレス上のポート経由でコンテナにアクセスできるようになる。
- Docker ホストネットワーキングでパフォーマンスは上がり、NAT(ネットワークアドレス変換)を必要としないため、多くのポートを扱うのに適しているが、ユーザーはポートの競合に注意すべきである。
Docker ネットワーク ホストとは
Docker では、ホストは1つまたは複数のコンテナの実行を担当するマシンであり、Docker ネットワークホスト(または Docker ホストネットワーキング)は、Docker コンテナがホストマシンとネットワーク名前空間を共有するモードです。
コンテナ内のアプリケーションは、ホストの IP アドレスのポート(例:ポート80)を使ってアクセスできます。
コンテナをホストネットワーキングモードで実行する Docker コマンドには、例えば以下のようなものがあります:
docker run -it --name web2 --net=host vaibhavthakur/docker:webinstance2
Docker ネットワークホストのユースケース
なぜ Docker ホストネットワークモードを使うのでしょうか。Docker ネットワーク ホストだと、例えば「なし」モードや「ブリッジ」モードなどの他の Docker ネットワーク モードに比べてパフォーマンスの向上と最適化ができます。さらに、Docker ホストネットワーキングには NAT(ネットワークアドレス変換)が必要ないため、多くのポートを同時に扱いやすくなります。ただし、Docker ホストネットワーキングモードで作業している間、ユーザーはポートの競合を避けないといけません。
では、Docker ユーザーのユースケースを見ていきましょう。同じようなユースケースをお持ちの方は、Docker のご使用をご検討ください。
- Docker を使うと、アプリケーションとその依存関係をコンテナにパッケージ化し、一貫性のある分離された環境を確保することができる。これはアプリケーションの開発やテストに特に便利。
- Docker はマイクロサービスアーキテクチャでよく使われており、各サービスのコンポーネントをコンテナ化できることから、個々のサービスの開発、デプロイ、スケーリングがしやすくなる。
- デベロッパーは、Docker を使って再現可能な開発環境を作成できることから、、開発環境の設定が確実に本番環境と厳密に一致するようになる。
- Docker はマルチプラットフォームのデプロイに対応していることから、さまざまな OS(オペレーティングシステム)やアーキテクチャ上でコンテナを実行できる。
- Docker コンテナは様々なクラウドプロバイダーやオンプレミスにデプロイすることができ、クラウド戦略に柔軟性をもたらす。
- Docker コンテナでアプリケーションのデプロイと管理が自動化されることから、開発チームと運用チームの連携が向上する。
- Dockerコンテナで、データサイエンスや ML(機械学習)タスクのための再現可能で共有可能な環境を構築することができる。
- Docker は IoT や組込みシステムで採用され、リソースに制約のあるデバイス上でコンテナ化されたアプリケーションの管理やデプロイをすることができる。
様々な Docker ネットワークオプションの詳細については、こちらの記事(英語)をご覧ください。
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MetricFire の活用法
MetricFire は、Docker コンテナの管理と監視をしやすくするクラウド インフラストラクチャおよびアプリケーション監視プラットフォームです。詳しくは、弊社のブログの Docker に関する投稿をご覧いただくか、こちらにご連絡いただいてご自身の状況についてご相談いただき、MetricFire プラットフォームの無料トライアルをご利用ください。